◆遊休農地に牛放牧/新ふくしま

【新ふくしま】伊達郡川俣町飯坂の渡辺健介さん(63)は25日、福島市山田の遊休農地15.5ヘクタールに飼育している繁殖牛13頭を放牧した。
 渡辺さんは、妻の恵子さんと二人でチェリートマト70アール、タラの芽を中心に栽培しているが、4年前に繁殖牛3頭の飼育も導入した。繁殖牛は放牧で飼育でき、他の畜種に比べて作業効率が良い。渡辺さんは、自宅裏の遊休農地で放牧していたが、規模拡大を図ろうと、JA新ふくしまの農地保有合理化事業を利用し、同地を借り入れた。現在育成中の牛も含め39頭飼育しているが、今後50頭まで増やしていく。
 自宅で十分放牧慣れさせ、受胎確認出来た牛だけを6月から11月まで同地に放牧し、12月から5月までと、出産時期1ヶ月前には自宅に戻す。立ち木が多く、雨風が凌げ、まわりに電気牧柵を張ることで、牛が外部へ逃げ出すのを防ぐ。地下水が湧いており、いつでも給水出来る。また、配合飼料などが雨に濡れないように、今後小屋を立てる予定だ。放牧後、数日は毎日訪れるが、慣れた頃から訪れる回数を少なくし、面積も広げていく。
 同地では、桃を生産する農家で作る馬越生産組合が桃を栽培していたが、主に猿やクマなどの有害鳥獣の被害が多く、昨年から生産を中止。遊休農地となっていた。


 写真=福島市山田に牛を放牧する渡辺さん。