◆全役職員の認知症サポーターを養成

【福島】JAグループ福島は、地域に根ざしたJAとして認知症高齢者への適切な対応が重要になることから、認知症の理解を深めるため、2010年3月までにJAグループ福島全役職員の認知症サポーター養成に乗り出す。
 厚生労働省によると認知症高齢者は、全国で約200万人で、15年には250万人に達すると予想。認知症高齢者を支える仕組みが不足していることから、認知症サポーター制度は同省が、05年から始めた事業で、地域に理解者を増やすことで認知症になっても安心して暮らせる街づくりを目指すもの。スタートから4年で同サポーターが100万人を超えた。
 JAグループ全体では全国に約1万4千2百人のサポーターを養成。民間企業・団体では最大規模の養成数を誇る。JAグループ福島は、07年にJAいわき市が養成を始めたのを皮切りに09年8月までに9JAとJA福島中央会の役職員や女性部員、農林年金受給者などを対象に研修会を実施。2,637人がサポーターとして農村の高齢者を支えている。
 研修会は、講師(所定の研修を受講し登録した者)から、約1時間30分程度、認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法などを学ぶ。受講者にはサポーターの証としてオレンジリングが与えられる。
 JA福島中央会では、「未取り組みJAの研修会実施を呼びかけるとともに未受講のJA役職員、農青連盟友・女性部員・助け合い組織員などに、認知症サポーター研修を実施し、地域ぐるみの高齢者福祉活動に貢献していきたい」としている。