◆果樹除で樹一本一本を洗浄/管内2200ヘクタールに延べ3万人導入

【福島・伊達みらい】
 限りなくNDを目指した、次年度の安全安心な果実生産に向けてJA伊達みらいは、行政主導のもとで、管内の果樹園約2200ヘクタールで樹木の一斉除染に取り組む。
 この取り組みは、農林業に係る放射性物質果樹低減対策として各行政の除染計画に伴い行われるもの。同JAが窓口となり、農家などの人員延べ約3万人を導入して、伊達市、桑折町、国見町の全果樹園約2200ヘクタールの除染を行う。樹木一本一本を高圧洗浄機などで、樹皮上に付着した放射性物質をきれいに洗い流す。桃、スモモ、サクランボ、ウメは洗浄。粗皮が形成される柿、リンゴ、ブドウは、より除染効果が高い、粗皮削りを併用する。特に樹高が高いものが多い柿では、汚染程度の高い主幹上部の切り下げも同時に行うことにしている。今月24日から各地で、実際に洗浄・粗皮削りに当たる作業従事者の指導実演会を開いて直前の準備を進めている。
 県農業総合センター果樹研究所によると、樹皮の粗皮削りは、樹皮汚染の約87〜90%、樹皮の洗浄は約55%の汚染低減が可能。同JAでは、樹皮上に付着した放射性物質の徹底除染の方針を打ち出し、次年度に向けた安全安心な果実生産向けて、各行政、各生産組織と協力し地域一丸となって取り組む。作業は12月から来年3月初旬までの期間行われる。


試験的に行われた桃の樹の除染作業(16日、伊達市)