たべるを学ぼう!KIDS

お米の歴史

田んぼがある風景

日本人にとって欠かせないお米は、
ずいぶん古くから作られていたんだね。
栽培技術や品種の改良は進んだけど、田んぼで作るというスタイルは、
昔から変わらないんだよ。
その田んぼだけど、重要な役割があるのは知っていたかな。
日本国中の田んぼには、日本で一番大きな黒部(くろべ)ダムの
約25倍の水を蓄えることができるんだ。
それから、田んぼに稲があると空気をきれいにしてくれるから、
環境にいいんだよ。
国土が狭い日本では山あいにも田んぼが作られているけど、
地すべりや山崩れを防ぐ役割もあるんだって。
このように自然の中でバランスを取りながらいろいろな働きを
しているんだ。

現代に残したい、心のふるさと

でも、残念ながら街の中には田んぼを
見かけることが少なくなってきた。
そこで、小学校ではバケツで稲を育てる取り組みを
行っているところが増えてきたんだって。
「田んぼは日本人の心のふるさと」。
日本の伝統文化や芸能と深い関わりを持っているんだ。
田植えの神様をまつる田植え踊りが県内あちこちで開かれるし、
秋に行われるお祭りは、豊作を祝うものがほとんど。
知っていたかな。

稲
やってみよう!バケツ稲作り